修道院で作られるトラピストビールを解説!中でもおすすめなのは?!

トラピストビール,おすすめ ビール
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トラピストビールを知っていますか?
修道院で作られた、審査を受けて基準を満たしたビールのみが名乗れるビールです。
この基準を満たさずに修道院で作られているビールはアベイビールと呼ばれ、トラピストビールとは別物として区別されます。

トラピストビールは、自分でも思い入れのあるビールの種類です。
今回はトラピストビールを紹介したいと思います。

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そもそもトラピストビールとは

トラピストビールとは、前述の通り修道院で作られているビール。
修道院の中でも、トラピスト会修道院で作られているビールとなります。
トラピスト修道院は世界で170以上存在し、この中でも12か所のみで生産されています。

また、このトラピストビールは上面発酵ビールのみとなります。
上面発酵ビールとは発酵が進むと麦汁の上部に酵母が浮き上がる性質の酵母を使ったビールのことを指します。
日本のビールの大半は、下面発酵ビールとなります。

ここで、気づくことはありませんか?
修道院といえばワインはキリストの血とされており、多くの修道院はワインを飲みます。
また、聖書にはビールが登場しません。

ベルギーから始まったトラピストビールですが、葡萄の栽培は寒冷地では困難であり、ワインではなくビールなら、ということでビールが使われるようになりました。

また、ペスト菌やコレラ菌などが大流行していた時期、生水を飲むとこれらに感染することがわかっていました。
そのために、一度水を煮沸して作られるビールは安全で、かつ「飲むパン」ともいわれれおり栄養価が高いため当時の修道院ではなくてはならない存在となっていました。

その後、宗教弾圧によりビール造りを行う修道院は数少なくなりました。
残った修道院と、新たに追加された修道院がこちらになります。

・ロシュフォール – (サン・レミ修道院、ベルギー)1595年
・ウェストマール – (聖心ノートルダム修道院、ベルギー) 1836年
・ウェストフレテレン – (シント・シクステュス修道院、ベルギー) 1838年
・シメイ – (スクールモン修道院、ベルギー) 1863年
・ラ・トラッペ – (コニングスホーヴェン修道院、オランダ) 1884年
・オルヴァル – (オルヴァル修道院、ベルギー) 1931年
・アヘル – (アヘル修道院、ベルギー) 1998年
・グレゴリアス -(スティフト・エンゲルスツェル修道院、オーストリア) 2012年
・スペンサー -(セントジョゼフ修道院、アメリカ合衆国マサチューセッツ州) 2013年
・ズンデルト -(アブダイ・マリア・トゥーフルフト修道院(オランダ語版)、オランダ) 2013年
・トレフォンターネ – (トレフォンターネ修道院、イタリア) 2015年
・ティント・メドウ – (マウント聖バーナード修道院、イギリス) 2018年

2012年以降、新興のビールが製造されていますが、もともとは大半がベルギーで作られているのがトラピストビール。
オランダのラ・トラッペは人手不足のために民間業者に委託して製造していた頃があり、一時期トラピストビールの名称を剥奪されましたが、2005年には再度その名を復活させています。

さて、なぜこのトラピストビールの名前が剥奪されたのか。
それは厳しい基準が存在するためです。

その基準とは次の通り。

1.トラピスト会修道院の修道士が自分達で醸造を行うか、修道士の監督の元で醸造されたビールであること

2.修道院の敷地内で醸造が行われていること

3.販売は営利目的は行ってはならない。ビールで得た収益は修道院の運営費用に充てて、残ったものは寄付すること。

ラ・トラッペはこの1に抵触してしまったため、名称が剥奪されてしまったのですね。

トラピストビールと言えばベルギービール、だったのですが今は多くのトラピストビールが増えてきています。
新興のトラピストビールはなかなか飲むことが少ないため、見つけたらすぐに買うことをおすすめします。

各種トラピストビールご紹介

トラピストビール,おすすめ
トラピストビールですが、どのようなビールか分かったと思います。

少し個別の銘柄についても紹介しておきます。

幻のトラピストビール「ウェストフレテレン」

最初に紹介するトラピストビールは、幻のビールとも言われている「ウェストフレテレン」。
なぜ幻なのかというと、このビールは基本的には現地でのみしか購入できず、転売も禁じられています。

転売は禁じられてはいますが、もちろん売られているところはあります。
しかし、かなりの高額取引となることが多いでしょう。
1本あたりの値段は2.5ユーロで販売されているにも関わらず、ドバイでは300ユーロで売られていたという衝撃。

ウェストフレテレンは毎年生産量が決められており、年間475リットル。
これ以上は作られません。

そして、ドライブスルー形式で販売されるのですが、車のナンバーを控えられるという徹底ぶり。
販売される日は決まって大渋滞が起こるそうです。

ウェストフレテレンはラベルが一切貼られていません。
本物かどうかを見た目で判別するにはその王冠のみ。
これも幻と言われる一端を担っています。
そんな幻のビール、ウェストフレテレンを飲むことが難しいのはわかったと思います。

それでも飲みたいというあなたへ。
ちょっとした小ネタを紹介します。

日本でも購入することができるセント・ベルナルデュスアブトというビールがあります。
実はこのビール、ウェストフレテレンのレシピが引き継がれて製造されているのです。

幻のビールは無理だけどどうしても飲みたい、という人はこちらを飲んでみてはいかがでしょう?
入手しやすく、おすすめのビールですよ。

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セント ベルナルデュス・アブト12 330ml
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トラピストビールの代表格「シメイ」

日本でも有名なトラピストビール「シメイ」。
シメイは4種類のビールがあります。
シメイレッド・シメイホワイト(トリプル)、シメイブルー、そしてシメイゴールド(ドレー)です。

特におすすめなのはシメイブルー。
普通に飲んでも美味しいのですが、寝かせても美味しいビールです。

ビールを寝かせる意味は、こちらの記事から確認してみてくださいね。

ビールを寝かせておいしくする?どんなビールがおすすめなの?
ビールを寝かせるとおいしくなる、というのを聞いたことがありますか?ワインではないのでそんなことはないのでは、と思うかもしれません。しかし、事実味の変化がかなり出ます。そして、おいしいビールになるため、今回はビールを寝かすことを紹介します。

シメイブルーは、元々はクリスマス用ビールとして販売されていました。
しかし、今ではその人気の高さから通年で売られるようになりました。
それだけおいしいトラピストビールです。

アルコール度数は9%で、シメイの中でも一番高い度数となります。
カラメル色をしており、強い香りもカラメル香。
シメイブルーの評価できるところは味だけではありません。

シメイの中でもこのブルーだけ、ヴィンテージが記載されています。
ヴィンテージとは、製造された年のことを指します。
そのため、年毎の違いを味わうことも可能です。

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シメイ・ブルー330ml
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さて、このシメイですが、これも幻のビールが存在していました。
しかし、今は手に入りやすくなりました。

シメイゴールド、通称ドレーと言われているトラピストビールが存在します。
これは元々はブラックと言われており、やはり現地でしか飲めなかったビールです。
現地でのみ、というのは元々修道士用に醸造されていたビールのため、現地でしか手に入らなかったのです。

しかし、今はこのブラックは名前をゴールドと変え、一般販売されています。
4種類のシメイの中でも一番度数が低く、初心者の方でも比較的飲みやすいビールとなります。
他のシメイはガツンと来る強さがありますが、こちらはフルーツのような爽やかな甘みがあるビールです。

シメイは最近では大手スーパーなどでも手に入れることができますが、ゴールドだけは手に入らないでしょう。
近くに見つけられない方は、通販などで購入可能です。

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シメイ・ゴールド 330ml
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こだわりのトラピストビール「オルヴァル」

魚が描かれたラベルが印象的なデザインのトラピストビール「オルヴァル」。
この魚は、鱒(マス)。
このオルヴァルには伝説があります。

修道院の敷地内に泉があり、この地を訪れた伯爵夫人が亡き夫から贈られた大切な指輪を泉の中に落としてしまいました。
そこで、夫人は「もしも指輪を戻してくれればこの地に立派な修道院を建てます」と祈ったところ、一匹の鱒が指輪をくわえてあがってきた、と言われています。
この伝説にちなみラベルは鱒が描かれています。

トラピストビールは複数種類のビールを製造していることが多い中、オルヴァルは1種類のみしか製造していません。
このビールは、伝説の泉を使用して作られています。

このオルヴァルの味ですが、強烈なホップの香りに合わさり甘味・酸味が絡まった複雑な味わい。
ドライホッピングという手法を使っており、これがホップの華やかさを表現しています。
軽い苦味を感じつつも、流行りのIPAとはまた違った苦さで、くどさがありません。

アメリカのIPAなど飲みなれてきた時こそ、立ち戻って飲んでみたいおすすめのビールです。

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オルヴァル330ml
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