今さら聞けないシリーズ第2弾!ジンの基礎知識を紹介します!

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蒸留酒のことをスピリッツと呼びますが、中でも4大スピリッツと言われているのがウォッカ、ラム、テキーラ、そしてジン。
ジンは、当初薬草ならぬ薬酒として製造されていました。
そのことを知っていたので、若かりし頃は風邪の時にジン、と飲んだものです(笑)。
今回は、ジンの基礎知識、おすすめのジンを紹介していきます。

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ジンはどうやって作るのだろう?

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ジンとして定義される重要な成分として、ジュニバーベリーが挙げられます。
このジュニバーベリーは西洋杜松(せいようねず)と呼ばれる針葉樹の実を指します。この実はストロベリーなどのような甘酸っぱい実ではなく、胡椒のようなスパイシーさとウッディな苦みを併せ持つ風味を持っています。
このジュニバーベリーを使って香付けをしていないと、ジンと名前を付けることができません。

ジンはこのジュニバーベリーをアルコールに浸して熱病の薬として作ったことが起源とされています。
現在はどのようにジンを製造しているでしょうか?
ジンの原材料はウォッカと同じトウモロコシやライ麦など穀物を使用します。
これらの材料を糖化・発酵させ、不純物を取り除き蒸留し、アルコール濃度の高いグレーンスピリッツを作ります。

その後このグレーンスピリッツに「ボタニカル」と呼ばれるものを加えます。
ボタニカルは草の根や実、木の皮などが使用されます。

この工程は「スティービング」と呼ばれジンを作る上で非常に重要な工程です。
ボタニカルの種類・配合はメーカーごとに異なり、公開されていません。
とても大事にされている工程で、この工程によりジンの味が左右されるのです。

ボタニカルの中に必須なのはジュニバーベリーですが、それ以外にはオレンジピール、レモンピールといった果物の皮、アーモンドやアンジェリカの根や種、コリアンダーやアニス、キャラウェイ、フェンネルなどの種子などが使用されます。

このボタニカルがしっかりと浸された後、再蒸留します。
これでジンの出来上がり、その後にはボトルに詰められて出荷されていきます。

初めの蒸留に連続式蒸留器を使用する製法はドライジン、単式蒸留器のみを使用するのがジュネヴァと呼ばれます。
ドライジンはイギリス発祥のジンのことを指し、ジュネヴァより雑味が少なくアルコール度数が高く仕上がるのが特徴です。

ジンの生産国

ジンの主要な生産国はどこだかご存じでしょうか?
ジンの基礎知識として、生産国を押さえておきましょう。

ジンはオランダが発祥ですが、「ロンドンドライジン」という名前のある通りイギリスでも製造されています。
さらに、複数の国に伝わり現在では多くの国で生産されています。
ここでは主要な国を紹介していきます。

ジン発祥国オランダ

ジンの起源は1660年、オランダのライデン大学のシルヴィウス医学教授が研究・開発されたと言われています。
植民地の熱病対策のため、利尿・解熱効果などがあるジュニバーベリーをアルコールに浸して蒸留し、「ジュニエーブル」という名前の薬酒を作りました。

現在オランダで製造されるジンは「ジュネヴァ」と呼ばれています。
特徴としては、蒸留する際にポットスチルと呼ばれる単式蒸留器を使用することです。

この製法が昔ながらの製法であり、今もなおこの製造法を採用しています。
また、麦芽を多く使っているのも特徴の一つで、香味が濃厚で麦芽の香りも強く、甘味があり口に含むとコクが広がります。
このジュネヴァはストレートで飲むことが多いジンとなります。

ジンはイギリスで洗練された

18世紀頃、ジュニエーブルはイギリスのロンドンに渡りました。
そこでは連続式蒸留という製法で作られ、ジュニエーブルの強い雑味が取り除かれました。
このジンはドライでキレがあるため、ドライジンという名前になりました。

通常ジンと呼ばれるものはこのドライジンを指します。
ドライジンはボタニカルな香りがありつつ、クリアでドライな味わいとなっています。
また、カクテルで使われるジンは基本的にドライジンとなります。

その他のジン

オランダ・イギリスが主要なジンの生産国になりますが、それ以外にもドイツのシュタインヘイガーなどは有名なジンです。

ドイツではビールを飲む前に胃を活性化させて悪酔いを防ぐためにシュタインヘイガーをショットグラスで1杯飲む習慣もあるようです。

実は日本でも多くの種類のジンが作られています。
ボタニカルに玉露を使用したジンや、桜の花、山椒、柚子を使用したジンも造られています。

おすすめのジン7選

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ここからはおすすめのジンを紹介していきます。
日本のジンを多く紹介したいところですが、ここ最近は日本でも多くのジンが発売されています。
そのため別記事で紹介しようと思っているので、少し少な目です。

タンカレーロンドンドライジン

1830年創業されたメーカーが造るドライジンで、そのレシピは世界でたった6人しか知られていないそうです。
ボトルは綺麗な緑色が美しく、バーに置いてあると見栄えします。
4回の蒸留を経て生まれるジンは、すっきりとしくせがない風味が特徴で、カクテルで良く使用されます。

ジュニバーベリーをはじめ、アンゼリカ、コリアンダーなどのボタニカルを使用。
加えてオレンジ、ライム、グレープフルーツなどの生の柑橘系果実を使って香り付けされています。
華やかな香りがするタンカレージンは「ジンのロールスルイス」とも評されています。
ベーシックなタンカレーと、高級路線のタンカレーNO10が手に入りやすいラインナップです。

ボンベイサファイア

1987年に発売された「ボンベイサファイア」は爽やかなな青いボトルが特徴で、世界中から厳選されたボタニカルを10種類使用しています。
グレインズオブパラダイスというギニアショウガの種を乾燥させた素材を使用し、スパイシーな香りをアクセントとして生み出しています。

ヴェイパー・インフュージョンと呼ばれる独自の製法を採用し、ボタニカルをスピリッツで煮出すのではなく、スピリッツの蒸気を敷き詰めたボタニカルの間に通過させて香り付けることにより、華やかな香りとフレッシュな味わいを表現しています。
少しアルコール度数が高めの47%なのでご注意を。

ヘンドリックス

スコットランドのウイスキーメーカーが製造しているドライジンが「ヘンドリックス」です。
11種類のボタニカルに加え、バラの花びらときゅうりのエキスが加えられていることが大きな特徴です。
芳醇な香りとまろやかな甘みを持ち、それでいてさっぱりとした飲み口のジンとなっています。
ドライジン・ジェネバの型にはまらないジンをクラフトジンと呼び、その先駆けとなるジンがこのヘンドリックスです。
少量しか造られないためジンとしては少し高めの値段設定ですが、お酒好きであれば一度は試してみたいおすすめのジンです。

シュタインヘイガー

ドイツのシュタインハーゲン村で造られたジンは「シュタインヘイガー」。
通常のジンは乾燥したジュニバーベリーを使用しますが、このシュタインヘイガーは生のジュニバーベリーを使用しています。
そのためジュニバーベリーのくせが抑えられ、飲みやすい甘口のジンとなっています。

おすすめの飲み方は、冷凍庫で冷やしてとろっとした状態のジンをストレートで飲むやり方です。
ジンはたびたびこの飲み方で楽しまれています。

ボルスジュネヴァ

ボルスはオランダの代表的な酒造メーカーで、そこで「ジュネヴァ」が作られています。
このジェネバは1820年に作られたレシピを忠実に守り造られていて、濃厚でコクのある味わいが特徴のジンとなります。
ボルスはリキュールブランドでも良く知られていますが、実はジュネヴァの名門ブランドとしても知られています。

ライ麦、トウモロコシ、小麦を連続式蒸留器で一回蒸留してモルトワインを作り、次に単式蒸留器で2回蒸留、することでこのジュネヴァが造られます。
ウォッカのようなクリアな色をしていながら、ウイスキーのような芳醇さと複雑さを持ったジンとなります。

季の美

日本で初めてジン専門の蒸留所で造られたのがこの「季の美」です。
米から造られたライススピリッツと京都伏見の伏流水を使用して造られたジンとなります。

ベーシックなボタニカルの他に和をイメージさせる柚子、ヒノキ、紫蘇、山椒など厳選したボタニカルを使用し、品評会でも評価されているジンとなります。
日本のジンの先駆けとなるジンを飲んでみたい方は、季の美がおすすめですよ。

また、「季のTEA」というジンも製造されており、こちらには季の美をベースに加えて、玉露と碾茶(抹茶の原料)をメインのボタニカルに使用しています。
こちらは抹茶のような味わいのジンとなっています。
飲み比べてみるのも良いのではないでしょうか。

カフェジン

ニッカで造られ、世界的にも珍しい製法のジンが「カフェジン」です。
カフェ蒸留液を使用して造られたジンは甘みとコクがあり、ジュニバーベリーをはじめとし、柚子や甘夏、かぼすなどの和柑橘、和のスパイスである山椒、さらにリンゴを使用したボタニカルがユニークな香りと味わいを表現しています。
また、ジンだけでなくカフェウォッカも販売されています。

メーカーが推奨する飲み方はギムレットです。
ライムジュースと混ぜ合わせるだけで、他のジンとは違った味に仕上がります。
シロップなどで甘さを加えるのもおすすめです。

ジンの基礎知識・おすすめまとめ

ジンの基礎知識、おすすめのジンを紹介しました。
ジンの主要な生産国はオランダ・イギリスですが、実は日本も負けていません。
日本でもジンは20種類以上造られています。
どこかで日本のジンもまとめて紹介しますので、しばらくお待ちください。

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