ベルギーでも有名なデリリウムはどんなビール?ピンクの象の意味とは

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ベルギービールといえば、多種多様なビールが存在しており、醸造所も100種類以上あることで有名です。
その中でも、デリリウムというビールはパッケージにピンクの象をはじめとして、ワニと龍が描かれており、かわいらしいパッケージが印象的です。

デリリウムにはいくつかの種類があり、それだけではなくこのデリリウムの名前を冠したビアレストランが日本でも存在しています。
このデリリウムがどのようなビールなのか、またこのピンクの象にはどのような意味があるのかなどを説明します。

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デリリウムの種類

ベルギービールであるデリリウムには、複数の種類が存在します。
それぞれどのようなビールなのか、みていきます。

デリリウム・トレメンス

デリリウムの中でも一番代表的なビールが、デリリウム・トレメンスです。
ビアスタイルはゴールデンエール。
度数は8.5%と少し高めです。

リンゴやバナナのようなフルーティな香りと、胡椒やグローブのようなスパイシーな香りが同居しています。
味わいも同様に、フルーティさが先にきますが後からアルコールの辛みを感じることができます。

面白いのは、名前です。
デリリウム・トレメンスはオランダ語で「アルコール中毒の幻覚症状」を意味しています。
このデリリウムシリーズにはピンクの象が描かれています。

アルコールの幻覚症状には、ピンクの象が現れる、と言われています。
その次にワニ、その後にはドラゴンです。
デリリウムにはこの全てが描かれています。

ピンクの象は幸せのシンボルでもあり、このビールを飲んだらピンクの象が見えるという期待を込めて、造られています。
このビールは1988年、ベルギーに在住していたイタリアの首相の要望で醸造され、当時はイタリアにしか輸出されていなかったそうです。

また、デリリウム・トレメンスはラテン語では「震えの来るせん妄状態」のことを指しています。
アルコール使用障害における禁断症状からくる震えであり、アメリカでは輸入禁止されたことのあるビールでもあります。

デリリウム・ノクトルム

デリリウム・トレメンスの発売10周年を記念して造られたビールが「デリリウム・ノクトルム」です。
ノクトルムはラテン語で夜を表す言葉で、その名前を表すように赤みがかったダークブラウンのベルギービールです。

度数は9%あり、ビアスタイルはストロング・ダークエール。
デリリウム・トレメンスと比べるとどっしりとした重さを感じられるビールとなっています。

麦を燻したような香ばしい香りの中に、オレンジやトロピカルフルーツといった酸味と麦芽の濃厚な味わいの中にホップの苦みをしっかりと感じられるビールです。

デリリウム・アルゲンタム

デリリウムの25周年を記念して発売されたベルギービールが「デリリウム・アルゲンタム」。
アルコール度数は7.5%と少し控えめで、ビアスタイルはIPA。
6種類ものホップをドライホッピングで使用することにより、IPAの苦さを際立たせています。
ドライホッピングとは発酵後にホップをビールに加える製法となります。

IPAらしい苦さと柑橘類のフレッシュでフルーティな香りがするビールです。
色はややオレンジがかったアンバーで、ほのかに酸味も感じることが出来ます。

デリリウム・デリリア

「女性による女性のためのビール」のコンセプトで造られたビールが「デリリウム・デリリア」。
国際女性デーを記念して、年に一度だけ醸造されるビールです。
アルコール度数は8.5%、ビアスタイルはゴールデンエール。

りんごやシャルドネ種のブドウの様な果実味が感じられます。
フルーティな香りとスパイシーの香りの両面を持ち、爽やかな酸味と滑らかな苦みがあり、口当たりはスムーズでバランスの良いビールとなっています。
このビールはデリリウムの中でも特に希少なビールで、醸造所と深い関係のある取引先にのみ販売されています。
このビールに出会うことは稀なため、もしも見かけたらすぐに購入することをおすすめします。

デリリウム・クリスマス

クリスマスの時期限定で販売されるデリリウムが「デリリウム・クリスマス」です。
アルコール度数は高めの10%で、アンバータイプのビールです。

5種類のスパイス、3種類のダークモルト、ベルギー産のホップを使用しています。
デリリウムの中でも一番濃さがはっきりとわかるビールになっており、口に含んだ瞬間にカカオのような苦みとフルーティな酸味を感じることができます。

かなり香り高いビールなので、常温で飲むのもおすすめです。
デザインにはもちろんピンクの象が描かれていますが、クリスマスらしくサンタのような帽子を被っています。
また、このラベルは複数種類で販売されます。

アルコール10%なので、もしかしたらピンクの象、見られるかもしれませんね。

デリリウム・レッド

最後に紹介するのがデリリウム・レッドです。
デリリウム唯一のフルーツビールです。
度数は8.5%あり、フルーツビールにしてはかなり高い度数です。

原料にチェリーが使用されており、泡までしっかりとチェリーのレッドが色づいています。
味ももちろんチェリー味、香りも優しいチェリーの香りがします。
度数が高いビールなので、デザートビールにぴったりです。

デリリウムを醸造している醸造所ではフローリスクリークというチェリービールも醸造しており、元々このフローリスクリークとデリリウム・トレメンスをハーフ&ハーフで飲む習慣があったそうです。
そこからの発想で、デリリウム・レッドが生まれました。

デリリウムシリーズを醸造しているヒューグ醸造所

デリリウムシリーズを醸造・販売しているヒューグ醸造所はベルギーの東フランダース州のメレの町にある「アップルホック」という場所にあり、1654年からビール造りが行われていたようです。
1906年にレオン・ヒューグがこのデン・アップルホック醸造所を買収し、1936年に名前をヒューグ醸造所に名前を変えました。

1987年にアルトヴェルデ・グラン・クリュの販売を開始、その翌年の12月26日、デリリウムトレメンスが生まれました。
その後醸造所は規模を拡大し、現在に至ります。
また、ヒューグ家と結婚したジョン・デ・ラートが醸造所を継ぎ、夢でもあったビアカフェ「デリリウムカフェ」をオープンしました。

デリリウムシリーズだけでなく、ギロチンというベルギービールでも有名です。

世界的に有名なデリリウムカフェでベルギービールを

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デリリウムカフェはベルギーのブリュッセルに店舗を構えるビアカフェです。
前述の通り、ジョン・デ・ラートがこのデリリウムカフェをオープンさせました。
2000銘柄以上のビールが置いてあり、2004年には販売しているビールの数が世界一ということで、ギネス・ワールド・レコードに登録されました。

デリリウムカフェはベルギーのほかにも、スウェーデン、イタリア、フランス、そして日本にも店舗があります。
日本では以下の店舗があります。

・デリリウムカフェトーキョー(霞が関)
・デリリウムカフェレゼルヴ(赤坂)
・プティデリリウムタップカフェ(新宿)
・デリリウムカフェGINZA(銀座)

デリリウムカフェ公式ページ

いずれも東京の店舗ですが、ベルギービールがお好きな方はぜひ訪れてみてください。
そのビールの多さには圧倒されます。
ベルギービールはもちろんのこと、アメリカや日本のクラフトビールなども楽しむことができます。

デリリウム・トレメンスの生が飲みたい!という人はデリリウムカフェに行ってみてはどうでしょうか。

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