11月も中盤。
そろそろワイン好きな人は、ボジョレー・ヌーボー解禁とそわそわしてるかもしれません。
しかし、ビールファンは別のお酒の解禁を待ち望んでいます。
今回はそんなビールファンが待ち望むビールの紹介をします。
悪魔のビール「エル・ディアブロ」
2019年11月21日、ボジョレー・ヌーボーが解禁されます。
ワイン好きな方は、買う、買わないに関わらず気になる日だと思います。
そして同日、「麦のワイン」と呼ばれるビールが解禁されます。
サンクトガーレンから発売される悪魔のビール「エル・ディアブロ」です。
ビアスタイルはバーレイワイン。
イギリス発祥のビールスタイルです。
寒冷でブドウの栽培ができなかったために、ビールでワインに対抗したスタイルを作り上げました。
なぜこれがワインに対抗したビールなのかというと、二つ理由があります。
1.ビールでありながら、ワインと同じくらいの高アルコール
2.ワインと同じく瓶内発酵する
エル・ディアブロは通常のビールの6倍のホップと約3杯の麦芽を使用して作られています。
また、麦芽の濃度の高い部分のみを使用して作られているところがこだわりのポイントです。
このこだわりから、濃厚で蜜のようなとろりとした口当たりを表現しました。
このサンクトガーレンのエル・ディアブロというバーレイワインは2006年に初めて発売されて以降毎年発売されています。
このビールを既に購入したことのある方の多くは、過去販売されたものを保持しているケースが多数あります。
というのも、このエル・ディアブロを寝かせてから楽しむということを販売元でもあるサンクトガーレンが推奨しているため。
熟成させればさせるほど、角が取れてまろやかになり、麦芽の甘みを感じるようになります。
香りはドライフルーツを思わせるような複雑味を帯びたものへと変化します。
特に劇的な変化を遂げるのが最初の1年目で、その味わいは「これが同じビール?」と驚くほど。
以降(2年目、3年目…)はゆっくりと変化を続けていきます。
このようにサンクトガーレンの公式ページで書かれています。
かくいう自分も数年前から買い始めており、毎年3本ずつ購入したものをすぐ飲むビールと寝かすビールと分けています。
そのまま飲んでもおいしいのですが、寝かせるとまた違った味を楽しむことができます。
また、おすすめの飲み方は常温が良いと思います。
キンキンに冷えている状態よりも若干ぬるいくらいのほうが、香りが立ち複雑な味わいが引き立ちます。
アルコール度数は10%とビールとしては高いため、食後に楽しむのが良いのではないでしょうか。
バーレイワインは年数が経っているほど価値が出る、と言われています。
寝かせたバーレイワインをぜひ試してみてください。
ビールを寝かせる効果については、こちらの記事をどうぞ。

天使のビール「アンヘル」
悪魔のビール「エル・ディアブロ」と対になるビール、天使のビール「アンヘル」も紹介しておきます。
アンヘルのビアスタイルはバーレイワインを元に作られたウイートワイン。
バーレイは大麦を指すことに対し、ウイートは小麦を指します。
小麦で作られたバーレイワイン、という理解で良いと思います。
小麦は大麦よりたんぱく質が多いため、口当たりが良くまろやかになります。
ビールの苦みの元となるホップの使用量もバーレイワインに比べて控えめにし、苦味を前面に出したエル・ディアブロと対照的に麦の優しい味わいを楽しむ天使のようなビールに造られています。
苦味の単位をIBUと言いますが、IBUはエル・ディアブロの91に対してアンヘルは55です。
通常のビールより値は高めになりますが、小麦の優しさからそれほど苦味は感じないかと思います。
ただ、度数はバーレイワインと同様に高く、10%あります。
このため、バーレイワインと同様寝かせて楽しむことができるビールです。
ディアブロ・アンヘルの購入方法
これらのビールの購入方法ですが、サンクトガーレンのオンラインショップで入手することができます。
それ以外ではこちらの店頭で購入することができます。
ただし、例年人気のビールのため早く売り切れてしまうかもしれません。
解禁日である11月21日に近い日付で購入するのがおすすめです。
自分は今年も各3本ずつ購入する予定です。
1本1000円するのでなかなか高価ではありますが、購入する価値はあると思います。
この悪魔と天使、この機会を逃さず試してみてくださいね。
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